Ph.D. defense @ETH

私が所属しているラボのPh.D. Defense がありました。

日本では(というか私が学位を取った北大では)、主査副査の前で予備審査を行なった後、thesisの修正まで終わって公聴会だったと思います。ETHでは一旦thesisを書き上げた後に公聴会を開き、午後から主査副査を交えてdefense、最後にreviseしてapproval なんだそうです。しかも年2回しか認可してないらしく、彼は書類上は10月まで最終学位が修士のままなんだそうです。あと4ヶ月もあるじゃん…。しかも欧州はパスポートにDr. を表記する習わしらしく、公的に書き換えられるのが認可後なんだとか。大変だなぁ。

これから就活を迎える彼は、ヨーロッパの製薬会社で職を得たいらしく、日本の会社を紹介してほしいとか言われました。日系企業どっかあったっけ?アメリカなら…。

化学系だけなのかもしれませんが、Ph.D. defense はこんな感じでした。

Thesis自体も日本のものよりかなりフランク(とか言ったら失礼?)な感じです。内容は科学的ですが、表現だったり謝辞だったりイントロは書き手の性格が色濃く出ており、うちのボスはその辺に寛容なようです。このまま日本企業に就職したら、堅苦しくて堪らんだろうなぁとか思った昼下がりの午後でした。

最後はシャンパンでみんなで乾杯してお祝いをしました🥂。Congrats and good luck!!