日本にあってスイスにないもの

Gruuuuuuuuezi mitenand

知ってましたか?Macの英字キーボードで例えばuを長押しするとüとかú を気軽にタイプできるんです.ショートカットを覚える必要がなくて便利ですね.

え?日本語キーボードで打つとどうなるかって?Shiftで大文字スタートすると簡単にJOJO気分が味わえます.そう,Macならね.

 

Grüezi mitenand again

久しぶりに化学ネタでもと思って投稿します.海外経験者が周りにいる方は周知のネタですが,実験器具に関しては日本のメーカーは痒いところに手が届くものが多いので紹介したいと思います.

 

まずは有名どころで「駒込ピペット

地域の名前が商品名に使われているんだそうですね.

私自身は5mLの愛用者ですが,これは基本的に海外では見当たりません.

日本のラボではよく大きめのニップルをつけて500mLの溶媒瓶に刺してると思うのですが,なんならこれら二つもほとんど見かけません(探せばあるのかもしれませんが).じゃあどうするのかと言うと,1L以上の溶媒瓶からメスシリンダーか三角フラスコを使って測りとります.洗いこみなんかは適当な洗瓶を使います.よく,「可塑剤ガー」とか聞きますが,ほとんどの溶媒で少なくともNMRやLCMSに影響が出る可塑剤に出会ったことはありません.経験上,最近はAldrichのセプタムなんかも可塑剤はかなり出なくなったと思います.話が脱線しましたが,駒込ピペット用のニップルなんかも可塑剤は出ませんね.一番可塑剤が入ってるのは,経験的にはクランプのゴム部分でした(←脱線から戻ってこれてない).

 

続いて「桐山ロート

これは海外でも根強いファンが結構います.うちのラボでも愛用者が多数います.少量の濾取に強い,洗浄が簡単など,理由は複数あります.今いるラボに関して言えば,フッ素イオン化合物を多く扱うので,グラスフィルターはすぐに再起不能になってしまうそうです.なるほど,そんな理由もあるんですね.

個人的には学生時代はテルペン系全合成ラボで再結晶は時々するくらいだったので,Ph.D. candidate時代の留学では然程必要性を感じなかったのが本音ですが,企業を経験した現在では,なるほど納得の意見だと思います.ちなみに濾取に使うロートアダプターも売ってはいるけど結構レアです.フラスコ立てたり使い道は多いのにな...

ちなみに桐山ロートにフィットする濾紙は,なんとETHのHCI Shopに売ってます!

 

あとはなんでしょう...厚手のテフロンシールとか?

禁水,禁酸素試薬のシーリングには厚手の方が破けずにフィッティングしやすいと個人的には思ってるんですが,あまり一般的ではありません.なんならパラフィルムでガチガチにする人が居たりしてびっくりします.

 

さて,ここからは生活ネタですが,日本人と言えばの米ですね.

スイスにはもちろん日本米なんて大枚叩かないと買えませんが,ヨーロッパではイタリアのリゾット米が日本米に近いです.Migrosでそれなりに安く変えるのでオススメです.「M-Classic Risotto S.Andrea

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調味料で言えばキッコーマンの醤油なんかはCOOPやMigrosで手に入ります.なんならSushi Setとか売ってます.粉わさびなんかも売ってて結構本格的です.

味噌や納豆,調理酒,みりんなんかは日本食材店まで足を運ばないと売ってませんし,値段は5-10倍です...

最近発見したのものと言えば,日清のシーフードヌードルが2CHFで手に入るので感動しました笑.

どんな味で懐かしさを感じるかは人それぞれだと思いますが,鰹出汁と醤油,味醂なんかはこちらの食材とも合わせやすいので,もっと持って来ればよかったなと思います.

そのほか,ティッシュやトイレットペーパーなど,基本的に消耗品は日本の方がはるかに安いです.

 

他にもありそうですが,気が付いたらそのうち紹介します.

それでは今回はこの辺で.

Bis zum nächsten.