TWINTのことをもう少し

先日紹介したスイスのスマホ決済でメジャーな地位を占めてるらしいTWINTですが、主要なところでは大体サポートされているようです。

https://www.twint.ch/en/private-customers/stores/

流石に区役所や移民局では見なかったと思いますが、大手は大体導入してますね。

銀行のデビットは2枚目以降10CHF/monthとかぼったくられますが、TWINTを入れておけば複数のスマホで口座引き落としを共用も出来るかと思います。(認められてるかは分かりませんが)

あと、送金も簡単に出来るみたいです。その辺は手数料とかどうなんでしょうね。個人取引は活発化しそうな気がします。

決済自体はBluetooth ベースのビーコンらしく、apple payのようなチップは別に要りません。

支払い時は指紋認証で許可出来るので、銀行情報以外はセキュリティ的にも大丈夫そうな気がします。

今のところスイスで使った現金は、駅のトイレの使用量と、ラボのコーヒーのサブスクだけです。便利な世の中ですね。

Ph.D. defense @ETH

私が所属しているラボのPh.D. Defense がありました。

日本では(というか私が学位を取った北大では)、主査副査の前で予備審査を行なった後、thesisの修正まで終わって公聴会だったと思います。ETHでは一旦thesisを書き上げた後に公聴会を開き、午後から主査副査を交えてdefense、最後にreviseしてapproval なんだそうです。しかも年2回しか認可してないらしく、彼は書類上は10月まで最終学位が修士のままなんだそうです。あと4ヶ月もあるじゃん…。しかも欧州はパスポートにDr. を表記する習わしらしく、公的に書き換えられるのが認可後なんだとか。大変だなぁ。

これから就活を迎える彼は、ヨーロッパの製薬会社で職を得たいらしく、日本の会社を紹介してほしいとか言われました。日系企業どっかあったっけ?アメリカなら…。

化学系だけなのかもしれませんが、Ph.D. defense はこんな感じでした。

Thesis自体も日本のものよりかなりフランク(とか言ったら失礼?)な感じです。内容は科学的ですが、表現だったり謝辞だったりイントロは書き手の性格が色濃く出ており、うちのボスはその辺に寛容なようです。このまま日本企業に就職したら、堅苦しくて堪らんだろうなぁとか思った昼下がりの午後でした。

最後はシャンパンでみんなで乾杯してお祝いをしました🥂。Congrats and good luck!!

UBS bankとtwintの話

先日口座を開設したUBS bankですが、無事デビッドカードが届きました。

E bankの案内とかも来てたんですが、アプリをダウンロードしても何のことなのかさっぱり…。

と言うわけでラボの人に聞いたところ、その内アクティベーション用のカードと機械が別々に送られてくるとのことでした。

それがこんな感じ。

f:id:keetane:20190604032432j:image

日本のメガバンとかも少し前まではワンタイムパスワード用の電卓みたいなの送ってきましたよね。あんな感じです。

晴れて残高確認アプリと

UBS Mobile Banking by UBS AG

セキュリティ用の認証アプリを入れて登録します

UBS Access – secure login by UBS AG

 

こちらのデビッドカードでは日本と同じくApple payへの登録が出来ません。ただし、その代わりとしてTWINTというアプリがキャッシュレス決済の方法として使えます。

UBS TWINT: mobile payment app by UBS AG

ぶっちゃけあまりよく分かってませんが、登録しておけば、例えばCOOPのようにTWINTの決済端末がある店ではスマホだけで決済が出来ます。ETH内のFusionという食堂でも使えるので結構便利です。他にも細かい機能があるみたいですが、便利だったら報告したいと思います。

日本ではなぜかSuicaをはじめとするプリペイドの方が先行しましたが、デビットをスマホ決済で使える方がシンプルですよね。月々の利用金額制限が出来れば、機能としては十分だと思います。

紙ベースの通帳派の人はデジタル決済だと情報が溢れかえって、かえってややこしいとも思いますけどね。

 

銀行口座の開設

給与を海外送金してもらうために、スイスの口座を開設する必要があります。

家賃の支払い先がCreddi Swissなので合わせたかったのですが、開設でも予約が優先と言われて次の日に回されました。結局UBSで開設したのですが、こちらも基本は予約優先です。

開設にはパスポートと住民登録カード、就労許可証が必要でした。住民登録カードがまだ到着していなかったので、登録書類で代用可能でした。

他に、口座開設目的と収入を聞かれました。ETHでポスドクしに来たけど、給与は日本からで、スイスでの現地支給分を受け取りたい旨を伝えました。収入証明書があるとベターだと思いますが、あいにく(紛失中で)持ち合わせておらず、口頭でも大丈夫でした。スイスと日本では税金の仕組みが違うので、その旨も伝えた方がいいです。(ただし、その中身は日本語でも上手く説明出来ないので、何かしら二国間で協定があったよとしか伝えれませんでした…)

その日はこれで終わりですが、程なくしてデビッド兼キャッシュカードと、口座情報が送られてきます。日本のように書留じゃないので、楽だけど心配になりますね。

 

 

スイスの携帯の話

スイスでの携帯事情は結構皆さん記事にされているので、私が見かけなかったことを書いておこうと思います。

まず私自身はswisscomのスイス国内で通話とデータが無制限の65CHFのプランを契約し、SIMカード自体は40CHFでした。このプランでテザリングVPNも問題なく使えます。購入時に必要だったものはパスポートと住民登録カードでしたが、私は登録したてでカードがなかったので登録時の書類で代用できました。住民登録がないうちはプリペイドしか入手することが出来ません。チューリッヒ到着直後に購入したSunriseのプリペイドは19CHFで国内通話20分+データ1GBでした。しかし、ETHのラボ内で電波が入らないことを確認済みだったので、やはり最大手のカバー力が必要かと思いSwisscomを契約しました。が、SwisscomもETHのHCI 3rd finger(真ん中の棟)では4Gの電波が入りません笑。SwisscomのWi-Fi は学内に飛んでますし、ETHのIDを取得すれば学内Wi-Fi も使えるみたいです。

参考までに、旅行でなく滞在という視点でデータ量を見ると、自宅にWi-Fi なしで5日で3GB弱使用していました。慣れない土地では道を調べたりスマホが必須ツールなので、無制限の方が割安だと思います。MigrosやCoopなどで、携帯の番号があれば一応Wi-Fi 使えます。

Swisscomは契約期間自体には縛りがないみたいですが、解約2ヶ月前に通知義務があります。忘れないようにしないと。

脱線しますが、スイスはApple製品が高くなく(安くもない)、日本のような分割セットプランもあるみたいです。SIMロックがあるようなのでオススメはしませんけどね。

Facetimeやチャットアプリで世界中何処にでも料金を気にせず連絡出来るので、インターネットは偉大ですね。

私はYouTubeもよく見るので、日本の携帯プランより割安なのかなと思いました。

 

後からラボの人に聞いたんですが、Swisscomはプリペイドでも2CHF/dayのプランとかあるそうです。

実はそれでもよかったのでは…

 

Deutsch Bahnで置き忘れ

チューリッヒ入りして1週間が経ちました。

えぇ、無事ではありません。

色々あったので、時系列を無視しながらですが記事を残したいと思います。

 

まず、初日に成田-フランクフルトの便でドイツ入りしました✈️

どうでもいいんですが、JAL機内食は今まで乗った国際線の中で一番美味しかった(単に日本人の口にあった?)です。

時差ボケ解消のため空港近くで一泊し、翌日にチューリッヒに向かいました。

さぁここからがトラブルの連続でした。

まず鉄道のチケットがドイツ語で読めません笑。

フランクフルト中央駅だと思い込んで向かったものの、空港駅発だと言われて引き返すことに…

朝食を取るために早めに出たのが幸いして、なんとか電車には間に合いました。

が、まだまだ本番はここからです。

なんとチューリッヒまでの乗り換えのMannheim で住民許可確約証のコピーやPCが入ったカバンを車内に置き忘れてしまいました…

気付いた時には時すでに遅し、チューリッヒ行きの電車に乗車済みでした。はい、死んだ…

直ちに乗務員に相談し、置き忘れた電車に連絡を取ってもらえました。しかし残念ながら、直ちに荷物を確保してもらうことは勿論出来ませんでした。

曰く、その電車の終点で置き忘れを確認し、その駅の保管センターに登録されるとのことでした。ただし、登録と発見された場合の紛失物とのマッチングは最低でも3日以上かかると…

ドイツ国鉄(DB)の連絡先を頂き、チューリッヒのホテルに到着後、すぐにオンラインで紛失物登録をしました。ちなみに、このDBの連絡先が厄介で、ホテルからの国際電話がなぜか一切通じませんでした。登録には電話とメールアドレスが必要だったので、ひとまず近くのMobile ZoneでプリペイドSIMを購入しましたが、国際通話発信が超高額…。結局SkypeでDBに掛け直しましたが、やはり繋がることはありませんでした。

結局、DBからの紛失物発見連絡を待つこと5日。なんと私宛にETHにダイレクトメールが届きました。カバンの中にETHの就労許可証が入っていたからかと思います。手紙には紛失した次の日の日付が記載されていたので、乗務員さんの連絡で直ぐに確保されたんだと思います。本当に感謝です😭

程なくして紛失物のオンラインマッチングからもメールが届きました。荷物を受け取りに来るなら5€、送るなら国際発送で49€、カバンが大きいから3週間以上かかるとか(意味不明なことを)言われました。あと日本円とドルが多少入っていたのですが、何故かユーロに強制両替されてました。現金は送れないから送金になり、手数料も50€発生するそうです。スイスはユーロではなくスイスフランなのでめんどくさそう…。結局、なる早で受け取りたかったので週末にStuttgartまで取りに行きました。

荷物の受け取りに必要な5€を出金し忘れてたのですが、送金分から差し引いてくれました。しかし、送金に必要な書類を紛失物センターに郵送しろとのことです。駅のすぐ上の階の郵便局に出向くと、郵送料に1.45€かかると言われ、いつものようにカードを差し出しました。が、しかし、なんとVISAとMasterが使えない事件勃発🤯。仕方なくATMで€を引き出しました。後でも書きますが、実は日本を出てまだ現金を使っておらず、欧州滞在1週間ではじめての現金決済でした💴。いやー非常に惜しかった(←どうでもいい)。

ちなみにですが、ドイツでの紛失物発見率は6割くらいだと聞きました。サービス砂漠と言われるドイツにおいて、置き忘れ直後の初動は多少は影響あったのかなと思います。

財布を落としたら戻ってくるのは日本とスイスくらいと昔は言われていたそうですが、最近はスイスでも戻ってこないとも聞きました。移民が増えた影響だそうです。(同じ移民としては肩身が狭い…)

いずれにせよ、皆さん海外での荷物には十分注意してください。

この記事がドイツで荷物を失くした人の助けになれば幸いです。

 

やはりドイツはスイスに比べて安いものが多く、食品は約2/3、洗剤やシャンプーなどの日用品はぱっと見で1/4くらいです。

今度はもっと近場のkonstantzあたりに買い出ししたいなぁ。

 

というわけで、波乱万丈のスイス生活がスタートしました。

とりあえず元気にやってます。

 

移動にオススメのアプリ

SBB mobile

スイス鉄道SBBのアプリです。ZVVも出してますが、ドイツ語なので何書いてあるか全く分かりません。使い勝手もこっちの方が良さそうです。

Apple payが使えれば、このアプリ内でチケットを購入できますし、passengerを予め登録しておけば2人まとめて買ったりできます。まだ試してませんが、2人分だと割引があるかのかも?short distanceはzone110で使えないので注意が必要です。市街地のZone110だけは2zone分が必要になります。

 

Omio

たまたま見つけたアプリ何ですが、長距離や国境を越える検索で便利です。相乗りなんかも表示されるので、実は電車より安くて早いこともあります。ネットで購入すると(実はまだしたことありませんが)validationもされてるので、

乗車するだけでOKです。乗務員にチケットを見せる時はネットに繋ぐか、予めPDFとしてダウンロードしておく必要があるので、Swisscomの国内プランのように制限がある場合は注意が必要です。

 

Skyscanner

LCCとかも含めてチケット検索が出来ます。パスポート情報も登録しておくと便利。

ただし、ZurichはLCCがほとんど就航してないらしく、あまり使う頻度は高くなさそうです。残念。

 

Airbnbとbooking.com

いわゆる民泊のAirbnb ですが、今のところ欧州ではbooking.cimで普通に格安ホテル探した方が利便性の問題で結局安い気がします。

Aurbnbは今回別件で痛い目を見たところなので、ホテルの方がやっぱいいのかなと思います。

 

Uber

タクシー使うならマストです。その辺で乗るタクシーの半額くらいで、ルートやタクシーが今どの辺にいるかも予め分かり、決済もApple payなどのオンラインで完結します。日本にもJapanTaxiが同様にオンライン決済は出来ますけどね。個人がドライバーなので、サービスは非常にドライです。

 

日本はiDとかQuickPayとか独自路線の決済が主流ですが、欧州はVISAのPayWaveやMasterのcontactless が主流みたいです。