先日JAK familyの相同性、というか配列の相違点?、を興味本位でPyMOLを使って紹介したところ、
PyMOLで相同性を見てみました。
— おじさん (@snowborderjack) August 1, 2022
python使ってもっとスマートに仕事したいなー。
はてなブログに投稿しました #はてなブログ
PyMOLで相同性を確認してみた - 或る化みす途のブログhttps://t.co/1iwquWR9pk
KNIMEでは勝手に師事しているすさんにPyMOLでもご指導頂けました。
今日は有給。ひさーしぶりにブログを書いたよ。 #はてなブログ #PyMOL
— す (@sumtat_) August 5, 2022
【PyMOL】どこが違うのかな? - 非プログラマーのためのインフォマティクス入門。(仮)https://t.co/SvBVGpePYk
地味に嬉しかったので、私が使ってるPyMOLのfindseqというscriptも紹介します。
すさんの紹介してくれたcolor_by_mutationと違ってダウンロードできる形のスクリプトが画面右側に用意されているので、findseq.py
のかたちでダウンロードすればOKです。
PyMOL上でのactivateの仕方はすさんの方法に準じるので割愛します。
今回の題材は同じくJAKiのdelgocitinib@JTというアトピーの塗り薬です。
https://pubs.acs.org/doi/full/10.1021/acs.jmedchem.0c00450
PDB id
は7C3N
です。前回のpfizerのJAKiの6bbu
と併せてfetchで読み込んでおきましょう。全然重なってないのでalign
もかけます。
fetch 6bbu 7c3n align 6bbu, 7c3n, object=aln color_by_mutation 6bbu, 7c3n hide lines hide sticks select ar7, byres organic around 7
水分子は鬱陶しいので隠してあります。 選択性に関係してそうなのはp-loopのあたりでしょうか。
余計なリボンを消してよーく見てみると、delgocitinibのシアノ基はかろうじて変異近傍の主鎖を捉えてます。反対にpfizerのcompound 25は少し浮いているp-loopに対してEt基で空間を埋める程度のお仕事でしょうか。両社ともお見事。
ところで私のようなkinaseのど素人は、俗に言うDFG motifとかがどの辺でどんな仕事してるか
全くわかりません(勉強不足ですみません)。
そんな時に使えるのが今日紹介するfindseq
です。
findseq DFG, enabled, DFG enable aln
対象objectが一つであれば
DFG
のmotifだけがselect
されるはずなんですが、複数のobject
で一度に処理すると違うmotifも認識されちゃってますね。。。
aln
のobject
でsequence alignmentがかかっているので、赤枠のように同じ位置のDFG
がいわゆるDFG motifだと思われます。
show sticks, DFG
赤枠の
sticks
のあたりがDFG motifですが、先ほどの選択性に関わっていたp-loopと比べて位置情報レベルでも相同性が恐ろしく高いですね。
こんな感じで、resn
では出来ない配列検索ができます。良い子のみんなはこれがなんで便利なのかわかるよね?
以上、知らないおじさん同士の知的なSNSでのやり取りの仕方を探してみました。おしまい。