スイスの保険の話

Grüezi, 

スイスでは日本と同じく皆保険を採用しています。ただし、日本と違って民間の保険会社への強制加入です。この保険会社の契約内容に応じて受けられる医療が異なります。例えば、高額なプランなら行きたい病院に行って希望する治療を保障してくれますが、安いプランであれば近所のホームドクターを割り当てられて、まずはそこに行くことになります。支払いも多くの場合は自己負担が上限300CHF程度は発生するようです。上限額をオーバーした分を病院が保険会社に請求するそうです。

スイスに移住する場合、日本人なら入国から3ヶ月以内に保険に加入して市に届け出なければいけません。ただし、この強制加入保険を免除するオプションもあります。

日本とスイスは社会保障協定を結んでいるので、出国前に書類を入手しておけば、免除申請が可能です。みたいな話を以前にも少し書きました。

この申請を6月くらいにZürich市に申請していたのですが、やっと許可されたらしく、ひとまずAHV numberという保険番号を貰うことが出来ました。正確にいうとマイナンバーカードみたいなのがもらえるみたいですが、ひとまず番号だけ教えてもらえました。

申請開始からほぼ毎月、強制加入保険に入るように案内の通知が来ていたので、そのたびに電話してどうなってるのか聞き、4ヶ月目でこんな感じです。なんでこんなに遅いかって、担当部署が5人くらいしかいないからと言ってました…。

こちらに来てから色んな手続きを電話でやりとりしてきましたが、良くも悪くもお互い中学生レベルの英語でやり取り出来るので、英語に苦手意識のある方にはヨーロッパはオススメです。(英語が話せるようになるのかと言われると疑問ですが…。)

これから確認しなきゃいけないんですが、おそらく日本の健康保険でカバーされる分は、こちらで医療を受けても帰国後に3割負担としてお金が返ってくるのかなと思います。

ちなみに海外旅行保険で目にするキャッシュレス決済(?)に対応した病院が、少なくとも2019年10月現在でZürichにはありません。医療を受けた場合、帰国までの自己負担が大きいので、不安のある方は現地保険に加入することも検討した方がいいんだろうなと思います。私自身は会社が海外旅行保険に加入してくれてるので申請不要なのですが、万が一に備えてですね。車の運転は極力しないつもりなので、最大のリスクはスノボかな…。